2017年6月22日木曜日

奇なるもの

どうも皆様。
清水愛と申します。
はじめましての方ははじめまして。
二度目以降の方につきましては、いつも読んで頂きありがとうございます。
では本日もゆるゆると始めて参りましょう。

皆様は「見世物小屋」に入ったことはおありだろうか。
私の小さい頃は決まって祭りに出ていたものだ。
おどろおどろしく、それでいて妙に惹きつけられる看板を見て、
入りたいと父に強請ったものだ。
その時決まって父が言うのだ。
「あそこにはとても怖いものが居るんだよ」と。
それでもいいと強請って入った中では、
簡単な誂えの舞台に半裸の女が上がっていた。
演目は今でも覚えているが、ここでは多くを語るまい。
子供心に強烈な印象を残してくれた、とだけ記しておく。

閑話休題。

「講釈師、見てきたように嘘をつき」とは言うが、
私が話す体験談は、実際に私が体験したことだ。
ただ少しだけ違うことは、
聞く方に解りよい様に、少しだけ時系列を弄ったり、
会話の内容を意訳を交えて語ったりする。

勿論それには理由がある。
ただ聞くだけでは理解が及ばない部分が発生するからだ。
自分なりに落とし込んだ内容で語らねば、
自分でもたまに「アレは本当の事だったのだろうか」と、
理解が出来ないこともあるからだ。

それに加え、エンターテイメント性を求めるという理由もある。
ただ単に「これこれこういうことがありましたよ」では、
単なる自分語りだ。
(既にこのブログがそうなっているように!)
笑って頂いたり、感嘆していただかなくては意味がない。
どうせ聞いていただくなら面白い方がいい。

よって、私は自分の体験を多少弄る。
本質的に一切変わらないように、ではあるが。
私の理解の為にも、他の方の理解の為にも。
そしてちょっとした笑いの為に。

「事実は小説よりも奇なり」なのだから。
多少ディティールを弄ったところで奇妙な体験は変わりはしないのだ。

今日はここまで。
では皆様、どうぞ次にお会いするまで御機嫌よう。

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