2017年8月31日木曜日

欠かせないもの

どうも皆様。
清水愛と申します。
はじめましての方ははじめまして。
二度目以降の方につきましては、いつも読んで頂きありがとうございます。
では本日もゆるゆると始めて参りましょう。

あまりに久方ぶり過ぎて何を書いたらよいやらと思っていた。
そんな中、ツイッターでついうっかり見つけてしまった方。
若かりし頃に友人に戴いた本に載っていた方。
ドラァグクイーンのお姉様方のツイッターアカウント。
凄く凄くテンションが上がってしまった。
その勢いでしたためてみる。
雲の上のお方のお声を直に聞けるのである。
憧れのあの方達が考えていたりしていたりすることを、
リアルタイムで受信できちゃうのである。
速攻でフォローした。
途方もなくいい時代になったものだ。


閑話休題。というか、ちょっと落ち着こう、私。


さて。
このブログを開設した時に、
多少性的な話題はツイッターの方ではなく、
こちらでやると決めていた。
理由は簡単だった。
あちらでやると字数が圧倒的に足りないのだ。

かといって自分で自分にリプライを飛ばすのもアレだなー…

だったらブログでやればいいじゃん

という非常に短絡的な考えだったのだ。

ガッツリ性的な話題はやらない。
あくまでも『多少』の域を出ない範囲でやっていくつもりだ。
今日はちょっとソッチよりの話題。

私の若かりし頃というのは、
インターネットがピーガガガーの時代である。
ダイアルアップ若しくはISDNだった頃の話である。
テレホーダイがわかる人は画面の前で挙手していただきたい。

そんな時代だったものだから、
インターネットで収集できる情報というのは、
今のように多種多様ではなく、
「知る人ぞ知る」情報だったのだ。

ただ、田舎に住んでいる私としては、
非常に重要な情報ばかりだったのだ。
何故なら、その当時まだ成人したかしないかの私には、
得難いフェティッシュな情報が多々あったのだから。
(年齢を暈すのは年齢制限的な物故に平にご容赦を…)

都会に行けば、フェティッシュな情報も、
参加可能なフェティッシュなイベントも多数ある。
だが、私は田舎の成人したかしないかの女性。
有体に言えば、しがない田舎娘だったのだ。

そんなのが、
「フェティッシュなイベントに参加するために上京」
なんて出来るはずもなく…。
手に入れられる範囲のその手の雑誌を手元に集め、
指を咥えて見ているだけしか出来なかったのだ。
数か月前に終わったイベントを手元の写真だけで見つめる日々。
焦がれても手の届かないものがそこにはあった。

それが、一日二日で写真やら文章やらでホームページにUPされる。
其処のホームページの主と仲良くなれば、
直接詳しく聞くことが出来る。
生の空気のお零れに与る事が出来る。
もうそれだけで感動だったのだ。

指を咥えて見ているのは変わらないが、
空気に触れられるか否かは大きな隔たりだ。

しかし、インターネットの普及により更に事情は変わってくる。
情報は更にリアルタイムで配信されるし、
ややもすると動画で見ることが出来る。

今のインターネットに慣れた人達からすると、
きっとそれは当たり前の事なのだろうけど…。
これは当たり前ではなかったのだ。

その手の本を探すのもまず一苦労。
だってまだその頃某大手通販会社なんて、
誰の口の端にも上がらなかったのだから。
都会なら少し薄昏い場所に行けば手に入ったであろうものも、
こちらではさらに手に入らなくなる。
手に入る書店はかなり貴重だった。

おまけにうら若い女性である私には手に取り難い本ばかり。
故に、似たり寄ったりの性癖をお持ちの殿方に、
借りたり、私の代わりに購入していただいたり…。
逆にあちらが手に取り難い本などを融通したり、
その手の書籍が手に入る本屋を教えたりと、
持ちつ持たれつな関係を作らねば手に入らないものだったのだ。
人脈がモノを言う時代だったのだ。

ところが今はどうだ。

欲しい本があれば、検索すればすぐに判明する。
欲しければ、インターネットで注文してワンクリックで決済終了だ。
そこに、友人やら知人やらの手は介在しない。
殿御の前で恥じらいながら、「『○○』という本なのだけれど…」と、
己の性癖を曝け出さなくても良いのだ!
(まぁそれが楽しい時間の始まりだったりもしたのだけれど)

離れた地で行われているイベントの、
リアルタイムな情報も検索すればヒットする。
いちいち関係を積み上げなくとも、
赤の他人でも見られる場所に情報が置いてあったりもする。

それどころか、同じ性癖の持ち主のコミュニティだって、
検索すればピッと一発ヒット。
昔は「蛇の道は蛇」とばかりに、
そのコミュニティに属している人を探し出さねばならなかった。
それからその人と信頼関係を築き上げ、
そのコミュニティの一員と認められるまで信頼を積み上げる。
そんな小さな努力を積み上げて積み上げて積み上げて…。
漸く自分の好きなものに触れられる。
そんな時代だったのだ。
その分、至った時のカタルシスは途方もないモノだったが。

兎に角、田舎にいる情報弱者になりがちな私には、
インターネットは今や絶対に欠かせないものなのだ…。

今日はここまで。
では皆様、どうぞ次にお会いするまで御機嫌よう。

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